ジビエ工房

三重県いなべ市内における被害防止の一環として、駆除捕獲した獣を地域資源として捕獲後の個体の処理及び有効活用する目的として、ジビエ生産施設を整備しました。

当施設は、埋設等で処理をされていた捕獲個体を「ジビエ」として食べることで、命の大切さを知る。

また、三重県の『みえジビエ』の認証登録をすることで『精肉の厳格な衛生管理』のもと安心・安全な獣肉として『いなべブランド』を目指します。

三重県が認証する『みえジビエ』の『衛生管理マニュアル』は作業工程ごとに各処理室を分けることで衛生管理を徹底し、各工程に応じた設備の配置により効率的かつ円滑な処理作業を行うことが可能となります。

また、処理室には洗浄による殺菌効果を高めるため、床面より1.5ｍの高さまでステンレス板で覆うことによって更なる衛生管理を求めます。

ニホンジカやイノシシを捕獲後、直ちに止刺し、放血を行い60分（冬場は90分）以内に施設へ搬入。施設では個体の洗浄及び病気等のチェックし、１次処理室は個体の皮剥ぎ及び内臓撤去を行い、2次処理室では脱骨作業を行います。

さらに、２次処理室で処理された肉は大型冷蔵庫にて４℃以下で保管し、3次処理室で精肉に形成します。

『みえジビエ』はシカ・イノシシの捕獲から精肉までの一連の作業工程を『衛生管理マニュアル』に基づいて処理を行うことで認証が登録できる制度です。